観察眼
専門学校に通っていた時の先生で矢萩先生という方がいます。
スタジオミュージシャンとしても一流の方なのですが
早くからギタリストの育成にも力を入れていて、
先生としても豊富な知識の方です。
著書もたくさん出されていて
元WANDSの柴崎さんを筆頭に数々のプロギタリストを育てています。
矢萩先生が代表を務めている
プロ養成ギター教室G-WORKSで僕も2004年から10年間講師をさせて頂いておりました。
僕がまだ25歳位の頃かな、中々飲み込みのよくない生徒がいて
なんで出来ないのだろうかと若い頃の僕は匙を投げそうになっていたのですが
そんな時、矢萩先生に
「10分でも15分でも生徒が弾いているのをよく観察してごらん、必ず原因が見えてくるから」
とアドバイスいただきました。
それ以来出来ない生徒がいても匙を投げそうになる事はなくなり
よく観察するようにしてみました。
すると出来ている人と比べて色々おかしな点がよく見えてきて
それが分かってしまえばそれを直すトレーニング方を考え、伝え
ダメならまた観察して違う指導法を考える
するとあっさり出来るようになったりする事が増え
これには生徒からも嬉しそうな笑顔が見られますし僕もとても嬉しいです。
1人に上手くいった指導方が別の方にも通用するとは限らないので
今でもこの繰り返しなのですが
25歳の時から10年以上の間でつちがった観察眼や指導法は講師として本当に財産です。
実はこの、人の演奏をよく観察する事ってレッスンだけでなく
レコーディングなので僕がデレクションする時にも大きく役にたっているんです。
恩師は偉大です。
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中野富士見町駅のギター教室